わたしの見た被災地。
今日はわたしが見た被災地の景色をご紹介します。
長いですが宜しかったらお付き合い下さい。
石巻市大原に滞在した最終日の朝。
朝の散歩に出かけた時の一枚です。
前日の雨が上がり、朝日が辺りを照らして
本当に美しい朝でした。
お掃除させてもらった神社。トトロが住んでいそうだと思いませんか?
この日は大原小学校に間借りしている
谷川(やがわ)小学校のある地区を案内していただきました。
谷川地区は震源地に面していて
津波の被害がとても大きかったのだそうです。
震災前の谷川小学校。
現在の様子。
ここまで海が近いとは!おどろきました。
絶景が広がります。
きっと美しい景色が自慢の学校だったんだろうな。
体育館だったところ。
プール。
谷川小学校と大原小学校は
来年度より統合されるそうです。
この日の海はとても穏やかで、静かに輝いていました。
↑点々と見えるのは船です。
この船は漁をしているのではありません。
地盤沈下で、港に停泊できなくなってしまった船だそうです。
小学校を後に、港へ向かいました。
地震の日、屋上に避難していたところ
どんどん高さが増す津波を見て
裏手の山に避難することにしたそうです。
津波は学校屋上に到達し、子供達、先生、近くの住人は
裏手の山で一晩過ごしたと聞きました。
この山に一晩。想像できません・・。
港に着きました。
1mtちょっと地盤沈下しているそう。
この時は干潮でしたが、地面と水面が同レベル!
この様子を見ると、地盤沈下してしていることが実感できます。
港から望む湾。
美しいです。
この後、大原の神社再建を担う棟梁に会いに
谷川地区にあるお寺を訪ねました。
このお寺の景色は壮絶でした。
本堂。今はプレハブの建物が置かれていました。
石段だけが残され、全て流されてしまった様子。
窓にはかつてのお寺の姿が貼られていました。
本堂に向かう小道。
唯一見つかった山門の屋根。
伺ったのはちょうど震災から8か月の時でした。
この時やっと電気工事が行われていました。
8か月経ってです。
本当にまだまだこれからなのだと思いました。
まとまりのない記事になってしまいました
とにかく、私の見た景色を共有させていただきました。
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